バーレッスン・ガイド · IBBFA
バーレッスンとは?バーフィットネスのクラス内容と効果
バーレッスンという言葉には、2つの意味があります。バレエのレッスンの前半に、バー(手すり)につかまって行う基礎練習。そして、そのバーを使うフィットネスのクラス(英語でbarre)です。このガイドでは、主にフィットネスとしてのバーレッスンについて、クラスの流れと効果を解説します。バレエの経験は必要ありません。

かんたんに言うと
フィットネスのバーレッスンは、バレエのバーを支えにして行う45〜60分のクラスです。バレエの姿勢を取り入れた低負荷の筋力トレーニングと体幹トレーニングを組み合わせ、脚、お尻、お腹を鍛えながら、姿勢とバランスを整えます。ほとんどのレベルの方が参加できます。
バレエのバーレッスンとフィットネスのバーレッスン
検索すると両方の情報が出てくるため、違いを整理しておきましょう。
| 種類 | 目的 | 内容 |
|---|---|---|
| バレエのバーレッスン | 踊るための基礎づくり | プリエ、タンデュ、ロン・ド・ジャンブなどを決まった順番で行い、そのあとセンターで踊ります。 |
| フィットネスのバーレッスン(barre) | 筋力、姿勢、体幹の強化 | バレエの姿勢をもとにした小さな動きと静止を、音楽に合わせて繰り返します。踊りの振付はありません。 |
フィットネスのバーレッスンは、自宅でもできます。バーの代わりに椅子の背もたれを使う方法は、バレエエクササイズのガイドで紹介しています。
バーフィットネスの始まり
バー(barre)はフランス語で、バレエダンサーがウォーミングアップに使う手すりのことです。フィットネスとしてのバーは、ロンドンのダンサー、ロッテ・バーク(Lotte Berk)が1950年代の終わりから1960年代にかけて、バレエの動きとリハビリの運動を組み合わせて考案したのが始まりとされています。
その後アメリカで広まり、今では世界中のブティックスタジオで人気のグループクラスになりました。日本では、バーレッスン、バーフィットネス、バレエエクササイズなど、さまざまな名前で呼ばれています。

バーメソッド、バーフィットネス、バーワークアウトの違い
バーフィットネス
バーを使うフィットネス全般を指す一般的な呼び方です。バーレッスンとほぼ同じ意味で使われます。
バーワークアウト
英語のbarre workoutから来た言葉で、クラスやトレーニングメニューそのものを指すことが多い呼び方です。
バーメソッド
バーの指導法全般を指すこともありますが、アメリカのスタジオブランド「The Bar Method」を指す場合もあります。ブランドごとにクラスの構成は異なります。
呼び方は違っても、バーを支えにした小さな動き、静止、体幹への意識という基本は共通しています。
バーレッスンのクラスの流れ
スタジオによってスタイルは異なりますが、一般的なクラスは次のように進みます。
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ウォームアップ
関節と筋肉を温めるための、動きのある準備運動と軽い有酸素運動を行います。
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腕と上半身
軽いダンベルや自重を使い、回数の多いエクササイズで腕と背中を鍛えます。
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バーワーク
クラスの中心です。プリエやルルヴェ、脚とお尻の小さな動きを、姿勢を長く保ちながら行います。
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体幹
立ったまま、またはマットの上で、腹筋と体の深い筋肉を鍛えます。
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ストレッチ
最後にストレッチで体をほぐし、柔軟性を高めます。
クラスは通常45〜60分です。使う道具はシンプルで、バー、やわらかいボール、ゴムバンド、軽いダンベル、マットがあれば十分です。
バーレッスンの効果
筋力と持久力
静止と多くの反復で、脚、お尻、腕の筋持久力を鍛えます。
姿勢と体幹
ほとんどの動きで体幹を安定させるため、正しい姿勢を意識する習慣がつきます。
低負荷
ジャンプや走る動きがないため、関節への負担が少なく、強度も調整しやすいのが特徴です。
バランスと体のコントロール
片脚立ちやつま先立ちの動きで、バランス感覚と体への意識が高まります。
音楽とリズム
音楽に合わせて動くので、最後まで集中を保ちやすくなります。
幅広いレベルに対応
経験のあるインストラクターは、同じ動きのやさしい形と難しい形を提案できます。
持病やけががある方、妊娠中の方は、事前に医師に相談し、クラスの始めにインストラクターに伝えてください。
バーレッスンのクラスの選び方
- 初心者向けのクラスや体験レッスンがあるか確認しましょう。
- インストラクターの資格を確認しましょう。IBBFAの認定はibbfa.org/verifyですぐに確認できます。
- レベルに合わせた動きの提案や、姿勢の修正をしてくれるかを見ましょう。
- 続けやすい時間帯を選びましょう。効果は継続から生まれます。
ピラティスとバーを組み合わせたクラスについては、ピラティスバーのガイドで解説しています。
バーレッスンについてよくある質問
バレエを習ったことがなくても参加できますか?
参加できます。バーレッスンはバレエの姿勢を一部取り入れていますが、踊りの技術や特別な柔軟性は必要ありません。インストラクターが一つひとつの姿勢を説明します。
器具のバレエバーとは違うのですか?
バレエバーは、つかまるための手すりそのもの(器具)の名前です。バーレッスンは、そのバーを使って行うクラスのことです。自宅用の置き型バレエバーもありますが、はじめは安定した椅子の背もたれやキッチンカウンターで代用できます。
バーレッスンで痩せられますか?
バーレッスンは、低負荷の筋力と持久力のトレーニングです。ほかの運動と同じようにエネルギーを消費しますが、体重の変化は食事や生活全体の習慣に大きく左右されます。
週に何回くらい受けるのがよいですか?
はじめは週2〜3回が目安です。ウォーキングなどの有酸素運動と組み合わせると、バランスのよい運動習慣になります。